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教育改革―共生時代の学校づくり (岩波新書)何を言おうとしているのか
 テレビなどに出ているのでどのような本を書いているのかと手に取ったが、タイトルにだまされた私が悪いのか?欧米や日本の教育改革の歴史研究とそれらを批判しているだけの本である。



 また、○○主義、○○的、○○性、○○化、○○論といった言葉が並び分かりにくい。著者の主張や意見と思われるところでも、一つのことを言った後に「その一方・・・でもある」「しかし・・・といった一面があることも付け加えておく」などと本当の主張はどこなのか良く分からない。



 そして著者はどうしても欧米の教育と日本の教育という対立軸を中心にしたいらしく欧米の教育に対して盛んに親や子どもを「消費者」とよんでいる。「利用者、ユーザー」であっても教育に消費者は無いだろうと思うのだが、消費者と言う言葉を使って市場原理、競争原理ということを際立たせやすくしているように感じてしまう。



「教育改革-共生時代の学校づくり-」の締めの言葉が「教育をよくしたいと願う人びとの努力に期待したい。」では本当に言葉も無い。



問題提起はしているのかもしれないが、著者の具体的提言はない。



参考になったのは、欧米の教育改革史が分かったことぐらいである。




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